うすだいだい色しかない 友達の笑顔の色は同じ
12色の色鉛筆で描いてた 夏休み
青色と水色の 2色だけの綺麗な海と空
12色の色鉛筆で描いてた この街を
あれから街は色を重ね
私に映る景色は鉛色
街は 灰色に 染められて 滲む
白い花を描がく時 白い紙の上に縁どりだけ
12色の色鉛筆にはいない 白い色
この街にも白色は無く
色に色を塗り重ね灰色に
そこに 白色の 鉛筆が 転ぶ
大人たちが 色を塗り重ねてる街
そこに100年後に暮らすのは
わたし達じゃない
緑色が壊れたら 水色があふれ灰色になる
12色の色鉛筆を失くした 子供たち
綺麗な色は流されてく
街が広がり未来を灰色に
人は 今だけが 良ければ 素敵
都合が悪いところに黒
その上に塗られた白は束の間
人は 今だけが 良ければ 素敵
大人たちが 綺麗な色を消した街
そこに100年後に暮らすのは
私たちじゃない
子供たちが 綺麗な色で描く街
そこに 幼い頃 暮してた
私たちじゃない
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